壁紙クロス修繕方法の説明―パッチワーク
まず、修繕用の壁紙クロスを用意し、キズ部分が確実に負いかぶさる大きさで四角に切ります。
そして紙テープまたはセロハンテープなどで最低四4ヵ所を(四つ角)仮止めして固定します。(写真2)
このとき修繕用の壁紙はキズ部分が中心になる様かぶせてください。
次に、ものさし定規、または地べらなどで、修繕用の壁紙クロスとキズの付いた壁紙を同時にカッターナイフで切り込みます。この時切り込む形は四角形です。
また、キズ部分が修繕材で隠れて見えませんので、確実にキズ部分より外側を切ることに注意が必要です。
また、修繕の跡をできるだけ目立たさないために最小限の大きさで切り込みます。さらに四つ角はできるだけ90度になるように切り込んだほうがよいでしょう (上手に直しても目立つ壁紙があり、その時のみばえの問題)。
また、壁紙の下地が石膏ボードの場合、力加減に注意してください。力が強すぎると石膏ボードの破損につながります。
修繕の本番前に、定規とカッターナイフを使用して練習するとよいでしょう。
▼カッターナイフを使いこなすで案内
次に仮止めしていたテープをゆっくり取り除いて、キズ側部分の壁紙もゆっくりはがしていきます。
この時キズ部分のカッターナイフで切り込んだ位置がわからないため、また、余計な部分をはがさないためにも必ずキズ部分から外側方向にはがしてください。
次に切り取った修繕材にのりをつけ、キズ部分の切り抜かれた場所に貼り付けます。のりは壁紙用の糊を使用します。事務用ののりでも可能です。
また、この修繕材は、仮止めテープをはがした時点で上下左右が入れ替わらないように注意しておきましょう。
次に壁紙用のローラーで押さえつけます。
また、はみ出たのりは濡れたスポンジ、または、布などを水滴がたれない程度にしぼって、押さえつけるようにふき取ってください。(こすらないで)
最後にティッシュペーパーなどで完全に水分をふき取って完了です。
この修繕方法は壁紙の移植手術という感じですね。
この方法もやはり完璧ではなく、壁紙によっては、直しただけが盛上ることがあり、また数日後継ぎ目にスキマが生じることがあります。
上記で壁紙はのり付けすると伸びる(面積が広くなる)と述べましたが、その自然体で伸びた大きさでも乾いた跡のスキマを確実になくすことは出来ません。
術後の拒絶反応といったところですか。
以上これまで壁紙の傷の直し方法を述べてきましたが、自分で傷を直す際の気になる難題、技術的な不安、特に赤い太文字の記述部分を解決してくれるのがTYパッチャ― という商品です。
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